まずは調べるクセを身につける
仕事をしていて分からないことがある度に人に聞いてやり過ごしているという方は仕事が出来ない人というレッテルを貼られてもおかしくありません。
周囲から仕事が出来ると評価されている人の多くはそう簡単に人に聞くことはありません。
分からないことはすぐに調べるというクセが身についているので、他人に聞くという行動はあまり選ばないのです。
簡単に答えを得るのは間違い
聞くのは一時の恥で聞かないのは一生の恥になるという言葉もあるくらいですから、分からない事があればすぐに聞いた方が良いと考える人も多いです。
確かに間違いではありませんが、以前にも聞いたことがあるのにもう一度聞いてしまうというのは決して良いことではありません。
確かに他人に聞くことですぐに答えを得られるので時間を無駄にしないという意味では良いかもしれません。
しかし、本当に分からないことを聞くことで答えを得るのは正しいことなのでしょうか?
他人に聞いて答えを得るというクセが身についている人は、自分で考えたり調べたりするという思考が完全に抜けている可能性が高いです。
「分からなかったらあの人に聞けば良い」と簡単に考えてしまうので、一度教えてもらったことを覚えようとせず、またしばらく経ったら同じことを何度も聞き直すようになります。
このような考え方が定着していると、いつまで経っても一人で仕事をこなすことができず、誰かの力に頼らなければいけない人になってしまうのです。
周囲の人からも「あの人はいつまでも自分で何もできない人だ」と認識され、仕事が出来る人だと評価されるのは夢のまた夢という状況になります。
人に聞いて答えを得ることで考える力が失われてしまうのは、結果的に自らの能力を落とす結果になりかねません。
人に甘え続けた結果、自分で自分の首を締めるだけの結果にもなりかねません。
実力を高めるために必要なこと
分からないことがあった時にはすぐに調べるクセを身につけるべきですが、どうやって調べたら良いのかわからないという方も多いです。
例えば一度聞いたことは忘れないようにしっかりメモを残しておき、わからなくなった時に見返すという方法もあります。
世の中の大半の事はインターネットで調べることで簡単に答えを得ることもできます。
ただしその前に必ず自分なりの答えを出しておき、本当にそれで合っているのかを確認するという意味で調べるようにしてください。
このように実践することが考える力を身につける訓練にもなりますし、自分の実力アップに繋げることもできます。
色々努力した結果、どうしても答えが見つからないという場合には恥を忍んで聞いてみる勇気も必要です。
そして今度こそしっかり覚えておくという意思を持つことも必要になります。