ビジネスアイデアコンテストとは

ビジネスアイデアコンテストとは

ビジネスアイデアコンテストとは

ビジネスアイデアコンテストとは、世界的な大手物流企業のフェデックスエクスプレス(通称:フェデックス)が主催する「フェデックス・スモール・ビジネス・アイデアコンテスト」を指します。このアイデアコンテストは、中小企業を対象に実施している点が特徴で、中小企業を支援するための1つの活動でありながら、事業拡大のきっかけを目的に開催されている画期的なコンテストです。

フェデックスも元々は中小企業であったのもの、ハブアンドスポークと呼ばれる、1つの拠点地を中心軸に輸送する物流方式によって今では大手企業に成長しました。ハブアンドスポーク方式は当時、評価の低い物流モデルとされていましたが、今では物流業界では常識とされる程、評価の高い物流モデルです。

このような新しいアイデアによって中小企業から成長を遂げたフェデックスは、他の中小企業にも多くのアイデアを利用して企業を飛躍的に成長させてほしいという想いから、ビジネスアイデアコンテストを開催しています。

優勝すると275万円、準優勝で110万円の賞金額があり、参加費も無料なことから得しかないアイデアコンテストと言っても過言ではありません。優勝に届かなかった場合でも、参加者の様々なビジネスアイデアを吸収でき、経営のヒントにできます。

応募資格は、5項目。
日本で法人として登録されてから6ヵ月以上継続的に運営されている企業であり、従業員が1人以上で200人以下の企業。経営者の年齢が満20歳以上を以上であること。海外事業やフランチャイズチェーンのような会社に該当しないことが参加条件になります。
また、事業によって異なりますが、良好な運営状況であることが参加条件に定められています。

世界各国では既に開催されており、日本でも2019年2月に新潟大学で第1回のビジネスアイデアコンテストが開催されました。

新潟大学で開催されたビジコン

日本で開催されたビジネスアイデアコンテストでは、新潟大学(五十嵐キャンパス)で学生を対象に行われました。
11チームが参加し、現状抱える課題から様々なビジネスプランが発案されました。

その中で、グランプリを獲得したビジネスプランは、「高齢者世帯の空き部屋に学生が安く下宿できるシステムをつくる」です。
日本の高齢者の社会的孤独による問題点と学生特有の問題である金銭面の軽減を目的に考えられたビジネスプランです。提案した経営学科2学生の学生が、自身の経験を元に発案にしたそうです。

ビジネスアイデアコンテストは様々なアイデアを経営のヒントにできるため、今後の日本の新しいビジネスの発展にも貢献が期待されます。
今回、コンテストが行われた新潟大学ですが、全国から進学のため学生が集まっており、学生専用の物件も多く新設されているそうです。

東京、大阪の人口は増え続けていますが、優秀な学生が皆、都会に出るということはなく地方で学ぶ学習意欲のある学生は多くいます。
各地方の大学には斬新なアイデアを持った人材がいることを念頭に、企業側としても採用活動を行っていくことが良い人材を採用できるポイントになるでしょう。

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